2000年代に山口県にあるギターメーカー、Provisionにてワンオフ制作された非常にレアなカジノスタイルのセミアコです。
 
当店公式youtubeチャンネルにて試奏動画全編を公開しております
https://youtu.be/0U2lT_KCZsc?si=m5Ea3idBfXeYloSF
 
名著「Beatles Gear」から飛び出した様なルックスは一目でわかるSir Paul McCartneyのエピフォンカジノを目標に制作されています。
厳選されたマティリアルはネックにホンジュラスマホガニー　指板にはマダガスカルローズを使用。
塗装はセミグロスフィニッシュのフルラッカー。落ち着いた艶感でボディTopのサンバーストも目標に置かれた個体を意識した仕上がりとなっています。
お決まりのBigsby B7をマウントしピックガードレス。
全体の印象はWings期から使用しているイメージそのままの見た目でとてもカッコいいです。
 
ボディ形状にも拘りが見られ、ホーン部分には通称ミッキーマウスと言われる６０年代初頭までの仕様で丸みを帯びた形状を採用。
ボディトップに見られるアーチ仕上げも立体感のあるヴィンテージテイスト溢れるルックスとなっており、本機の色気を最大限に引き立てています。
本来は左用として制作された個体ですが、歴代のオーナーの使用によりナットを交換して右利き用になっております。
ブリッジオクターブ調整に関しては左用のままでもサドル可動域の範囲内で調整可能の為スタッド位置の変更はされておりません。
ナットのみ左用に戻す事により簡単にLefty仕様に戻せます。
ストラップピンは左用使用時のエクストラホールがありますが、補修により目立たなくなっています。
ヘッド表面にデカール跡があり。
ピックアップはepiphone P-90を装着
アッセンブリーはCTSを装備しております。
 
通常では60年代初頭のエピフォン・カジノは比較的薄めなThinネックグリップとなりますが、こちらの個体はあえてGibson等で馴染みのある59グリップ、43.4ミリナット幅を採用する事により、安心感のある演奏性となっております。低域も豊かで艶感のある極上なセミアコサウンドを堪能する事ができます。
 
現在この様な内容でオーダー制作依頼をするとかなり高額な商品となる事が予測されます。
 
ポールマッカートニーファンは勿論、良質なカジノ、330スタイルのギターをお探しだった方にもおすすめの一本です。
ミラースタイルでなりきりアイテムとしてご使用頂く用途が殆どかと思いますが、左用に戻してご活用頂いても良いと思います。